研究について

研究成果

アスファルトコンクリートの再利用のための基礎的実験

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0280 1977年12月
執筆者 佐藤勝久、福手勤、佐藤峰夫
所属 土質部 滑走路研究室
要旨

 舗装上を走行する航空機や車両の大型化に伴って舗装の破壊が進み、舗装の打ち替えをする機会も増加してきている。打ち替えのために発生した旧舗装構成材料は従来埋立て材料などとして投棄されてきたが、石油ショック以来、資源の有効再利用の重要性が指摘されるようになった。  本研究では、ロータリーカッターで切削されたアスファルト舗装表層材料の空港舗装用路盤材料としての再利用の可能性を検討するために、ふるい分け試験、CBR試験、マーシャル試験、一軸圧縮試験などの基礎的実験を行なった。  その結果、路盤材料として再利用する場合には、粒状材料とみなすよりも加熱混合してアスファルト安定処理材料とみなす方が適当で、また高い品質が期待できることが明らかになった。

全文 /PDF/no0280.pdf