研究について

研究成果

潜在水硬性材料の空港舗装路盤としての評価

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 016-04-02 1977年12月
執筆者 佐藤勝久、福手勤、佐藤峰夫
所属 土質部 滑走路研究室
要旨

 コーラルリーフロック、粒調高炉スラグ、石灰安定処理材の自硬性、自癒性を明らかにし、試験舗装での結果も総合して、これら材料の空港舗装路盤としての合理的な適用につき検討した。
 C.R.R.の強度は初期にで以降増加はわずかである。粒調スラグ、石灰安定処理材は全般に遅硬性で、材令とともの強度増加は大きい。強度回復機能については、C.R.R.は材令にかかわりなく持続するのに対し、粒調スラグ、石灰安定処理材は材令とともにその能力を落とす。また固結したものの変形係数は、その一軸圧縮強度との間に、E=600σ (σc≦40kg/cm2)、E≦22.5σ (σc>40kg/cm2)の関係がある。
 等値換算係数は、C.R.R.自身(気乾)が1.3、C.R.R.にセメントを2%添加したものが1.5、粒調スラグが材令6か月で1.8、石灰安定処理材が初期から大きく、材令6か月で1.8以上と推定される。

全文 /PDF/vol016-no04-02.pdf