研究について

研究成果

防波堤の設計波力算定式についての比較検討

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0270 1977年09月
執筆者 本浩司、南兼一郎、佐藤英樹
所属 設計基準部 自動設計研究室
要旨

直立壁を有する防波堤の設計波力の算定式のうち、 ⅰ.現在、標準的に使われている広井式あるいは部分砕波圧を考慮したサンフルーの簡略式を使い分ける方法 ⅱ.伊藤らの提案式 ⅲ.合田の提案式 ⅳ.永井らによる一連の波圧式 について、各算定式の特徴を明白にするために、次のような2種類の作業を行い検討を加えた。1.既設のケーソン式混成防波堤157ケースを選び、上記iの方法とiiiの合田の式とによって安定計算を行い、その結果を比較する。 2.上記i~ivの算定式を用いて、仮定したモデル防波堤の設計を行う。このとき、水深、波高、周期、波向、海底こう配、マウンド厚さの6要因を変化させ、それぞれの要因の変化による波力の変化を示す。以上の作業によって、各波力算定式の特徴が定性的に把握できるようになった。

全文 /PDF/976c758d773709f3167b9d0071399ef8f3e51b0f.pdf