研究について

研究成果

港湾地域強震観測年報補遺(1963~1975,上下動成分)

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0250 1976年12月
執筆者 倉田栄一、井合進、土田肇
所属 構造部 耐震構造研究室
要旨

1963年より1975年までの港湾地域強震観測年報では、原則として、地盤上の記録で、水平加速度の2つの成分のうちいづれかの成分の最大値が50gal以上の記録について、その水平動成分を数字化して発表してきた。しかし、近年になって、研究上あるいは設計上、地震の上下動成分が注目されるようになり、この要請に応えるため、従来の年報に準じて、上下動成分を数字化して発表することとした。発表の対象とした記録は、1963年から1975年までに得られた地盤上の記録で、2つの水平動成分のうちどちらかの成分の最大加速度が50gal以上で、かつ、上下動成分の最大加速度が20gal以上である記録とした。ただし、例外として、記録番号S-98とS-265の2つの記録は、原記録が不鮮明であること等の理由により数字化困難なため発表しなかった。数字化にあたっては、既に数字化された水平動成分の時刻ゼロに、上下動成分の時刻ゼロが対応するように留意した。図表の書式や数字化、解析の方法は既刊の港湾地域強震観測年報に準じているので、それを参照することができる。

全文 /PDF/no0250.pdf