研究について

研究成果

阿賀野川河口近傍海岸の海底地形変化について(1962年~1973年)

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 015-02-03 1976年06月
執筆者 田中則男、加藤一正、柳嶋慎一
所属 水工部 漂砂研究室
要旨

 新潟東港建設と平行して、1962年から1973年まで23回にわたり測量された周辺海底の深浅図をデジタル化したデータを主に用い、周辺海底の地形変化・阿賀野川河口部の地形変化・沿岸砂州地形の変化等を把握することを試みた。
 その結果、新潟東港周辺の地形変化が明らかになるとともに、地形変化の立場から見て新潟東港は巧みに計画・建設されていること、阿賀野川河口部においては流下土砂の減少に併い河道内の蛇行流と密接に関連して欠壊変形の生じていること、沿岸砂州の変形には阿賀野川流下流量に影響されて周期変動し、沿岸方向に移動していること等が明らかになった。

全文 /PDF/vol015-no02-03.pdf