研究について

研究成果

ケーソン壁に作用する波力と応力計算

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0224 1975年09月
執筆者 谷本勝利、小舟浩治、大里睦男
所属 水工部 防波堤研究室
要旨

混成防波堤ケーソン外壁の波力に対する設計法を検討するため、直立壁部材に作用する波力の特性に関する実験を行なうと共に、現地被災・無被災事例に対する応力計算を実施して、その結果をとりまとめた。
 実験は、全長105m、全高2.5mの大型造波水路において、アクリル合成樹脂製の模型部材に生ずる応力測定のかたちで行ない、それから求めた等価な波力を合田による算定式から求めた値と比較している。
 現地被災・無被災事例に対する応力計算は、板の弾性理論に基づいて実施したもので、コンクリートおよび鉄筋の許容応力付近を境に被災例と無被災例がかなり明白に区分される結果となった。これから、ケーソン外壁の波力に対する当面の設計における対処法を提案している。

全文 /PDF/no0224.pdf