研究について

研究成果

空港舗装路盤としてのコーラルリーフロックの評価(第1報)

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 014-02-05 1975年06月
執筆者 佐藤勝久、福手勤、浅島豊明、渋谷英男
所属 土質部 滑走路研究室
要旨

 本報文では空港舗装路盤材料としてのコーラルリーフロックの評価を実験的に、また弾性計算で試みている。
 その結果、修正CBRは基準を充分に満足し、普通の路盤材としての強度は期待できることがわかった。さらに自硬性により一軸圧縮強度もある程度期待できるが、水浸に対して弱いことがわかった。
 耐水性の改善の一方法として、セメント安定処理を施した結果、耐水性、強度特性、変形特性いずれも大きく改善され、疲労特性にも良好な性質がみられた。また自癒性の検討も行い、セメント量が少ないほど顕著なことが認められた。
 そのような結果をもとに、空港アスファルト舗装断面を仮定し、弾性計算を行って舗装各部の応力、ひずみを検討したろころ、添加セメント量は2~3%が適当と推定されさらにその時いくらかの等値換算係数が考慮できることも推定された。

全文 /PDF/vol014-no02-05.pdf