研究について

研究成果

埠頭内交通調査

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0199 1974年12月
執筆者 笹嶋博
所属 設計基準部 システム研究室
要旨

 本資料は、埠頭上にある施設間の交通を捉えるために実施した山下埠頭における交通観測の結果をまとめたものである。本交通観測は一埠頭のほぼ全域を対象として観測を実施したもので、この交通観測の結果より、埠頭内駐車場の問題、通過交通のための道路幅員と車線数の問題が直接的に捉えられ、間接的には埠頭内の個々の施設の最適配置の問題が捉えられる。この交通観測の結果、主として以下に示す事項が明らかとなった。
1.埠頭内倉庫・荷さばき地関係の車輌の駐車時間は平均約50分に対し、上屋関係(エプロン上)の駐車時間は平均約120分と長い。
2.埠頭内の貨物車以外の関連車輌の埠頭内ODは貨物車の埠頭内ODと似かよったパターンを示している。
3.埠頭内の道路の通過交通は上屋関係(エプロン上)が多く、埠頭内倉庫間の移動に伴う通過交通は少ない。

全文 /PDF/no0199.pdf