研究について

研究成果

船舶特性と埠頭特性を考慮した滞船現象に関する一考察

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0175 1973年12月
執筆者 笹嶋博、工藤和男
所属 設計基準部 システム研究室
要旨

 従来より待ち行列理論を用いた滞船現象の解析事例は多いが、特殊な貨物を専門的に取扱う埠頭を対象とするような精度の細かい解析事例は少ない。本報告では、滞船機構を構成している物理的な要素の特性と、オペレーション方法に対する考察によって問題点の一部分が解決されることを示し、つぎにかかげた6つの特性を導入した滞船現象解析モデルを考え、これを8パターンに分類した。
 1.バース特性 2.荷役機械特性 3.水深その他の埠頭特性 4.船長特性 5.貨物特性 6.実吃水その他の船舶特性
 各モデルのパターンに対するミュレーションモデルの必要性を述べ、このうちの1パターンである石油製品積出バースの滞船現象解析の事例を示した。

全文 /PDF/no0175.pdf