研究について

研究成果

第一特浚丸の硬砂質土浚渫時における能力と負荷

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0168 1973年09月
執筆者 近藤基、八木得次、奥出律、是石昭夫、岡山義邦、渋谷洋一、増田勝人
所属 機材部 機材部長
要旨

 第一特浚丸の硬砂質土浚渫時における堀削用ジエットおよび爪の効果を調べ、前回の試験結果と比較検討した。
 堀削用ジエットは、浚渫土量の増加に寄付することが明らかになったが、爪はその形状、取付配置の選択が極めて重要であり、ヘッドのヒール部に集中的に付けることが得策である。
 FMテレメータを使って推進動力を直接計測し、CPP翼角馬力と比較するとともに、主機関出力軸上の動力配分を検討した。浚渫ポンプおよびジエットポンプの各動力は浚渫中殆んど一定であり、主発電機動力配分比は船速の増加とともに減少する。また、推進動力は船速の増加とともに増大することは勿論であるが、動力配分比においても漸増傾向を示した。

全文 /PDF/no0168.pdf