研究について

研究成果

バケット掘削抵抗の模型実験結果

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0166 1973年09月
執筆者 石塚浩次、岩崎峯夫、東海林秀幸
所属 機材部 作業船研究室
要旨

 バケット船の堀削機構は複雑なもので、今回は大型の模型バケットによって実験的に求めた。バケットは容量0.015平方メートル、サイドが平行になった形状のものである。
実験用資料砂は2種類用い、実験範囲は次の通りである。
  タンブラ回転数 (N):2.5~5.0 r.p.m.
  バケット前進速度 (V):1.5~6.0m/min
  堀削深さ (d):8.0~33.0cm
 土質はバイブロコンパクタによって締固め、10cmの深さのベーントルクは5.0~8.0m/min、20cm深さのコーン貫入抵抗は2.0~16.0kg/平方メートルである。実験の結果水平堀削抵抗は土質のパラメータとしてベーントルクとコーン貫入抵抗によって表わすことができ、バケット前進速度、掘削深さに比例し、タンブラ回転数には反比例した。

全文 /PDF/no0166.pdf