研究について

研究成果

岩礁上の円柱の設計波力に関する研究

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 011-04-02 1972年12月
執筆者 合田良実、池田龍彦、笹田正、岸良安治
所属 海洋水理部 波浪研究室
要旨

円形および棚状の岩礁模型による波力実験の結果に基づいて、次のような波力の計算法を提案する。
 波高は最高波高Hmaxとし、構造物の前方10H1/3の地点における砕波限界波高、または2H1/3のいずれか小さい方の値を用いる。波頂高は設計潮位上0.75Hmax、または〔0.55Hmax+岩礁の天端高の0.7倍〕のいずれか高い方の値とする。波力は円柱の投影面積に対して0.5ω0Hmaxの波圧を岩礁頂面から波頂まで一様に作用させる。なお、波頂上0.5Hmaxの高さまでは円柱沿いに水が打ち上り、上向きの力を及ぼす。
 この計算法は、異常波浪時における既設灯標の被災および無被害各1例に対して妥当な結果を与える。

全文 /PDF/vol011-no04-02.pdf