研究について

研究成果

港湾工事用コンクリート材料としての砕石の使用方法について

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0145 1972年09月
執筆者 関博、小野寺幸夫
所属 構造部 主任研究官
要旨

河川砂利の枯渇と工事量の増大とから、港湾工事においてもコンクリート用粗骨材としての砕石の需要が高まりつつあり、一部の建設局ではすでに全面的に砕石の使用に踏み切っている。従来、砕石コンクリート、経済性、施工性の点から河川砂利を用いたコンクリートに比較し不利と考えられてきたが、施工現場の骨材状況、砕石の生産体制の整備、生産技術の向上などによって、著しく改善されてきている。
 上述のような、港湾工事におけるコンクリート用粗骨材の現状に鑑み、本報告では、砕石使用上の問題点を検討した。すなわち、既住の試験結果、規準などを参考として、砕石の品質、砕石を使用したコンクリートの性質、施工上の問題点などを取り纏め、さらに、配合設計に関しては暫定的な方法を提示した。

全文 /PDF/no0145.pdf