研究について

研究成果

水平管路における土砂水力輸送の解析

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 011-03-01 1972年09月
執筆者 八木得次、奥出律、宮崎昭児、是石昭夫
所属 機材部 流体輸送研究室
要旨

水平管路における土砂水力輸送時の圧力損失を、浮遊粒子と摺動粒子が共存する流れモデルを想定し、理論的に導いた。理論式中の2つの変数、粒子群の見かけ摩擦係数と管内濃度は、実験により流れ変数ψの関数として表わした。
 圧力損失係数、φおよびφ*、とψとの関係を調べると共に、管内濃度と吐出濃度の比を理論と実験の両面から検討した。また限界流速の考察より、流れ領域の判定に利用できる無次元量、Ncを導いた。
 実験は、155.2mmの管路で0.91mm、8.75mm、27.5mm、45mmの砂と砂利をまた100.3mmの管路で0.25mm、0.65mm、1.28mm、7.0mmの砂と砂利を輸送して行なった。この外、以前に行なった80.7mm管路による0.75mmと8.0mmの砂と砂利のデータも再整理した。

全文 /PDF/vol011-no03-01.pdf