研究について

研究成果

初期材令におけるコンクリートのヤング係数に関する2、3の考察

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0143 1972年06月
執筆者 小野寺幸夫、関博
所属 構造部 材料施工研究室
要旨

材令1~28日のコンクリート、特に材令7日に至るコンクリートのひずみ測定方法、ヤング係数について検討した。
 供試体(φ10×20、φ15×30cm)のひずみ測定は、ストレーンゲージ法、コンプレッソメーター、載荷盤間の変位量の測定などの方法を用い、ストレーンゲージ接着による測定がもっとも信頼できる方法であることを示した。特に、材令1日においてはパラフィンを接着剤とし使用することによって、十分な精度でひずみを測定できることを明らかにした。
 処女応力ひずみ線図により、各種定義(セカントモジュラス、コードモジュラス)によるヤング係数を比較検討すると共に、圧縮強度との関係については、材令14日以降はヤング係数の増加率は圧縮強度の増加率を下回るが、初期材令においては両者の増加の傾向はほぼ同様であることを示した。

全文 /PDF/no0143.pdf