研究について

研究成果

第一特浚丸における掘削用ジェットおよび爪の効果

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0141 1972年06月
執筆者 松田任、八木得次、奥出律、是石昭夫、岡山義邦、菊谷徹、東海林秀幸
所属 機材部 機材部長
要旨

ドラグヘッドに装備される堀削用ジェットおよび爪の浚渫能力に及ぼす効果を調べるために、第一特浚丸によって現地試験を行なった。
 船速に対する吸込含泥率の変化はジェットおよび爪の有無いずれの場合も同じ傾向であり、船速4~4ktで最大含泥率を示した。
 堀削用ジェットは明らかに浚渫能力を増加させるが、船速の増加とともにその増加割合は減少し、船速4kt以上になるとその効果は殆んど期待出来なくなる。
 堀削用爪は含泥率を低下させると言う逆効果となって現れた。これはグレート面と海底面の空隙増加のため、流入水によるscouring効果が低下したためと思われる。

全文 /PDF/no0141.pdf