研究について

研究成果

港湾鋼構造物の腐食調査(第8報)-塩釜港、伏木港および須磨船積桟橋における腐食調査-

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0139 1972年06月
執筆者 善一章、阿部正美
所属 構造部 主任研究官
要旨

塩釜港中埠頭(鋼矢板)、伏木港第3号岸壁(鋼矢板、タイロッド)および須磨船積桟橋(鋼管杭)の腐食調査を行ない、次の結果を得た。
(1)塩釜港中埠頭における鋼矢板の腐食傾向は(b)であり、平均干潮面直下付近の凸面の腐食速度は0.2mm/yrである。
(2)伏木港3号岸壁における鋼矢板の腐食傾向は(b)であり、平均干潮面直下付近の腐食速度は0.1~0.13mm/yrである。伏木港の腐食傾向(b)は前面海水の淡水化によるものと考えられる。また、タイロッドの腐食速度はほとんど0mm/yrである。
(3)須磨船積桟橋における鋼管杭の腐食速度は0.05mm/yr以下である。

全文 /PDF/no0139.pdf