研究について
研究成果
横波を受ける船舶の繋船岸への衝突力に関する実験
発行年月 | 港湾空港技術研究所 報告 011-02-03 1972年06月 |
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執筆者 | 伊藤喜行、木原力、久保正則、山本庄一 |
所属 | 水工部 防波堤研究室 |
要旨 | 繋留船舶が、横波を受けて動揺することにより、岸壁ないしは桟橋に衝突する際の衝突力について、模型実験による測定を行なった。実験は、1万トン岸壁および桟橋に船首、船尾の二点を繋留した1万重量トン貨物船をモデルに、縮尺1/40で再現した。衝突力に及ぼす入射波周期の影響を把握するため、5秒~26分の各種の周期について実験を行なった。このほか、入射波の波高の影響や、船体が沖側へ移動できる最大距離の影響についても調べた。 実験により、長周期波による衝突力は短周期波にくらべ、かなり小さいこと、短周期波による衝突力は、波高とともに増大し、船体が沖側へ移動できる最大距離が大きくなると減少すること等の結果が得られた。 |
全文 |
/PDF/vol011-no02-03.pdf
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