研究について

研究成果

プレパックドコンクリートと岩盤との摩擦係数についての一考察

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0135 1972年03月
執筆者 小野寺幸夫、青木義典
所属 構造部 材料施工研究室
要旨

海底の岩盤に直接プレパックドコンクリートを打設して、防波堤や土留壁またはそれらの基礎とする工法は古くから良く用いられていた。このような構造物の設計に必要なプレパックドコンクリートと岩盤との間の摩擦係数については、重要な要因であるにもかかわらず、現在まで統一された考え方がなく、大きな巾のある値が用いられて来た。
 今回、北海道開発局、運輸省第一および第二港湾建設局で収集された実例を検討し、考え方を整理して標準的な値を提案した。
 この問題は、施工条件に大きく支配されるので、小規模の実験では成果が期待できないこともあって、今回は一切実験は行っていない。したがってここに提案している値は、暫定的なものとして取扱われる必要がある。

全文 /PDF/no0135.pdf