研究について

研究成果

港湾鋼構造物の腐食調査(第5報)-尼崎港第一閘門腐食調査-

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0128 1971年09月
執筆者 善一章、阿部正美
所属 構造部 主任研究官
要旨

 尼崎港第1閘門の腐食調査をして、次の結果を得た。
 凸鋼矢板平端部と同じく平均干潮面直下の桁材の緑など閘門の突出部に集中腐食が発生する傾向があり、集中腐食速度は1.0mm/yr以上である。これに対して、閘門の肉厚方向の腐食速度は0.1mm/yr以下である。また、以上の腐食傾向は閘門の付帯施設の一つであるスクリーンにも見られる。
 この結果、鋼構造物の腐食の実体を把握するためには鋼構造物全体につちえ腐食調査することが必要である。

全文 /PDF/no0128.pdf