研究について
研究成果
数値解による杭の横抵抗の基準曲線の作成
発行年月 | 港湾空港技術研究所 報告 010-01-04 1971年03月 |
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執筆者 | 山下生比古、稲富隆昌、小藏宏一郎、奥山育英 |
所属 | 構造部 主任研究官 |
要旨 | 港研方式杭の横抵抗計算法の拠りどころとなっている基準曲線として現在までに与えられているものは、地盤の分類の別などで、形式や精度を異にしているためすっきりしない点があった。本論文では、計数型の電算機に準杭に対する基準曲線を作成しより杭の平衡方程式を数値積分して杭頭に水平力を受ける場合の解を求め、新しい基準杭に対する基準曲線を作成した。新しい基準杭はS型地盤・C型地盤両者に共通のものとし、諸元はすべて丸い数値としている。新しい基準曲線は非常に多くの場合に対して計算されていて、内容が豊富になっているが、これは応用問題への適応性を増すことを目的の一つとしているからである。精度も従来のものよりおおよそ1桁上っていて、対数表示で小数点以下4桁までは正しい。なお、地表面載荷の場合の計算法も新しい計算結果に従って与えた。 |
全文 |
/PDF/vol010-no01-04.pdf
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