研究について

研究成果

港湾鋼構造物の腐食調査(第4報)-恵曇港および北湊港における腐食調査-

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0111 1971年03月
執筆者 善一章、阿部正美
所属 構造部 主任研究官
要旨

 恵曇港2号岸壁および北湊港-4.5m岸壁の腐食調査をして、次の結果を得た。鋼矢板凸面の平均干潮面から下約30cmの範囲の腐食速度は0.5~1.0mm/yrである。これに対して、平均干潮面直上および平均干潮面下30cm付近から海泥中の凸面の腐食速度、平均干潮面積直上から海泥中までの側面および凹面の腐食速度は何れも0.05mm/yr、もしくはこれ以下である。
 このようにして、凸面の平均干潮面直下に発生する集中腐食の傾向は、潮位差の有無、水深の大小、淡水の存在などに影響されると思われる。

全文 /PDF/no0111.pdf