研究について

研究成果

アルミナセメントを使用したプレパックドコンクリートの諸特性について

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 009-03-04 1970年09月
執筆者 青木義典、関博、小野寺幸夫
所属 構造部 材料施工研究室
要旨

アルミナセメントを使用した注入モルタルおよびプレパックドコンクリートの基礎的各種特性試験を実施し、材令28日に至る試験結果から、アルミナセメントのプレパックドコンクリート用セメントとしての適用法を検討した。
 注入モルタルについては、所要配合条件を満足する範囲において、流下時間、ブリージング率、膨張率、凝結時間などの一般的特性を明らかにした。水結合材比と圧縮強度、材令と転位強度に関し検討を加え、混和剤(アルミニウム粉末、焼石こうなど)の混入効果を調べた。
 アルミナセメントを用いたプレパックドコンクリートに関しては、急速硬化による発熱の程度、養生条件および材令が転位強度におよぼす影響などを検討した。さらに、練り混ぜ水としての海水使用の可否、粗骨材空隙水としての海水の強度におよぼす影響について実験を行った。

全文 /PDF/vol009-no03-04.pdf