研究について

研究成果

防波堤の伝達波高に関する実験値の再整理について

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 008-03-01 1969年09月
執筆者 合田良実
所属 水工部 波浪研究室
要旨

 先回発表したデータは、入射波高および反射波高として見掛けの値を用いていたことが明らかになったため、実験値の修正および再整理を行ない、直立堤の波高伝達率の実験式  (式は省略) における係数の修正値としてα=2.2、β=0.4を得た。ただしRは静水面上の天端高である。また、反射率の解析とから、直立堤によるエネルギー損失は防波堤の天端がやや水没したときに最大で約30~35%であることが示された。  混成堤の波高伝達率については、越波によるものに対してα=2.2、β=0.1~0.35を得、さらに捨石マウンド部分を透過する波のエネルギーも考慮した算定式の試案を示した。

全文 /PDF/vol008-no03-01.pdf