研究について

研究成果

載荷時間の圧密諸係数におよぼす影響について

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 008-02-02 1969年06月
執筆者 小川富美子
所属 土質部 土質試験課
要旨

最近ますます高まってきた圧密試験の需要度の増大に応えるため、5種類の急速載荷試験方法について標準の24時間載荷試験方法との比較を行なった。その結果二次圧密に由来すると思われるわずかな差異が観察され、体積圧縮係数(mv)、圧縮係数(av)、圧縮指数(c0)および圧密降伏応力(p0)はそれぞれ急速試験方法による値が大きくなった。しかしながら、これらの差は極くわずかであり、原地盤の土の不均一性を考慮すれば、現場の設計のために用いる圧密諸係数は急速試験方法で十分正確な結果が得られるといえる。

全文 /PDF/vol008-no02-02.pdf