研究について

研究成果

バケットの掘削抵抗力についての研究

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0079 1969年06月
執筆者 菊谷徹、早乙女保二
所属 機材部 作業船研究室
要旨

最近の港湾は従来、土質が硬く利用でき得なかった地域にも積極的に建設が進められ、また、船舶の大型化にともなって航路の拡巾、増深工事が日夜行われている。大型浚渫実験装置を完成させ、土質と掘削抵抗力の関係を解明しようというものである。
 今回第一段階として一応終了したので報告するものである。実験条件は、バケット容量0.0625m3、土質、砂N値O、砂N値4、砂利、混合の4種類、走行速度0.6~5.88m/min、掘削深さ10~40cm、バケット回転数1、2rpmにて行い、掘削抵抗力を求めた。
 本報告では、掘削抵抗力に関係すると思われる掘削中央断面積、バケット刃縁長、掘削平均深さ、掘削長等について関係をしらべ、掘削抵抗力は前項のうち、掘削長さに大きく関係すること、混合が最も大であることが求められた。

全文 /PDF/no0079.pdf