研究について

研究成果

沖積粘土のボーリングおよびサンプリングに関する研究(第4報)

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 008-02-01 1969年03月
執筆者 松本一明、堀江宏保、奥村樹郎
所属 土質部 土質試験課
要旨

 今回の野外実験ではサンプリング方法の相違が土の強さに及ぼす影響について調べた。次の諸点が明らかとなった。
 (1)フォイルサンプリングについては、今回の結果では10~20%強度の減少が認められており、土の強さを求めることを目的としたサンプリングには好ましくない。
 (2)追切りの効果は、サンプリングチューブの刃先部10cmに認められるが、全体的にみた場合ほとんど差異はなく追切りの複雑な操作を考慮すれば引抜き方法でも十分である。
 (3)押込方法は連続的に行ない、押込速さは高速(20cm/sec)均一に行なうことが乱れのもっとも少ないよい結果を得る。

全文 /PDF/vol008-no02-01.pdf