研究について

研究成果

砂、砂利混合時の浚渫ポンプの特性

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 008-01-06 1969年03月
執筆者 八木得次、宮崎昭児、奥出律
所属 機材部 流体輸送研究室
要旨

 浚渫ポンプの性能は、土砂混合水を揚水した場合の特性変化およびこれらを基にして得られる浚渫ないしは排送性能によって決まるものである。そこで実船および模型のポンプによる送水時および土砂混合時におけるポンプ特性の変化を調べ、ポンプ特性に及ぼす影響を検討した。
 送水試験においては、特に高負圧時の特性を調べた。実験装置の関係でキャビテーションによる揚程の急低下点を明確につかめ得なかったが、吸込揚程に対する揚程係数で950rpmのΦ=0.0482にてわずかに低下を認められ、その結果吸込比速度が約900程度と推定することができた。
 土砂混合試験では、ポンプの各特性を(ρm-1)をもとにした増減率によって示すことができた。

全文 /PDF/vol008-no01-06.pdf