研究について
研究成果
飽和砂層の振動性状
発行年月 | 港湾空港技術研究所 報告 008-01-04 1969年03月 |
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執筆者 | 荒井秀夫、梅原靖文 |
所属 | 構造部 振動研究室 |
要旨 | 港湾構造物模型振動実験に必要な砂層の振動性状を求めるため、先に報告した乾燥砂層に続いて飽和砂層について、動電駆動方式の振動台を用いて、その振動特性を調べた。実験から得られた砂層の加速度応答特性を剛性率の一様なセン断振動と仮定して整理し、剛性率、減衰常数などを求め、それらの変形の増大に伴う変化を求めた。変形の小さい領域における飽和砂層の振動性状は、水と砂粒子が一体となって運動すると仮定し、有効圧に対応する剛性率を用いれば乾燥砂層のそれとほぼ同様であることが示された。変形の大きい領域では、間ゲキ水の影響によって急激な剛性の低下が起こる。また、実験から求められた有効圧と剛性率の関係を剛性率が深さに比例して増加するセン断振動理論と比較して剛性変化率を推定し、実験砂層の横波の速度は従来種々の方法で求められてきた値とほぼ同程度であることを示した。 |
全文 |
/PDF/vol008-no01-04.pdf
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