研究について

研究成果

鹿島港ドライドックの施工法に関する調査研究(続報)

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 007-03-03 1968年09月
執筆者 赤塚雄三、太田充夫、忽谷実、鈴木功
所属 構造部 材料施工研究室
要旨

 既報の同題論文では鹿島港ドライドック設計施工上の特長と底版プレパックドコンクリートの施工に関連して行なった実験研究と現場調査の結果について述べ、プレパックドコンクリートの施工方法改善のための2、3の提案を試みた。
 上記の原報文に引続き、本報文では続報として、工程計画の遅延や修正、ドライドック竣工後に生じた底版からの漏水ならびにその対策等の問題点に関する調査結果について述べ、さらにプレパックドコンクリートを除く各種工程の施工実績を検討した。
 本調査研究は鹿島港ドライドック築造工事におけるように、鋼矢板・鋼杭工法をプレパックドコンクリートと組合わせることによって初めて可能となった砂質地盤上のドライドッグ築造の施工方法体系化に必要な資料を提出することを目的としたもので、既報と続報を組み合わせることによりその目的が達せられたものと思われる。

全文 /PDF/vol007-no03-03.pdf