研究について

研究成果

ケーソンの標準設計についての一試案

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0057 1968年09月
執筆者 北島昭一、蓮見隆、柿崎秀作
所属 設計基準部 設計基準課
要旨

 港湾構造物の標準設計の一つとして、防波堤用ケーソンをとりあげた。出来上がったケーソンの標準設計をするには非常に数多くの種類が必要となり、そのわりに使用される標準設計ケーソンが少なくなくなる恐れがある。今回は、ケーソンを底版、側壁、隔壁に分解し、それぞれの版について標準設計をすることにした。この結果ぐう角部付近の配筋などに多少の問題は残るが、ほぼ妥当なケーソンの標準設計を終わることができた。
 今回標準設計を行ったケーソンは
 底版 辺長;3.0~5.0m(0.5m間隔)
     上面に働く荷重;5、10t
     下面に働く荷重;10、20、30、40t
 側壁、隔壁 壁高;4.0~14.0m(1.0m間隔)
         壁幅;3.0~ 5.0m(0.5m間隔)
について行っている。
 なお底版の曲げモーメントは4辺固定版、側壁、隔壁は3辺固定、1辺自由版として版の曲げモーメントの計算数表を用いている。

全文 /PDF/no0057.pdf