研究について

研究成果

空港アスファルト舗装構造の設計法に関する一提案

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0054 1968年09月
執筆者 須田凞、佐藤勝久、藤本憲久
所属 土質部 滑走路研究室
要旨

 本報告書は、空港アスファルト舗装構造の一設計法を提案したものである。
 本提案の、他の設計法にあまり見られない特色は次の通りである。
(1)航空機の交通量の大きさの評価が、舗装厚の設計の一要因として導入された。
(2)本報告書では、軟弱な路床や基礎地盤の圧密沈下を予測し、これがI・C・A・O(国際民間航空機)の勾配基準を越えないように規定した。
(3)本報告書では、CBR法を適用できないような軟弱基礎礎基盤においては、航空機荷重によって地中に生ずる剪断力が、その深さの土の剪断抵抗力を越えないように規定した。
(4)舗装材料の質に応じて、等値換算係数を用いて、舗装厚を減らすことができるようにした。
(5)路盤や路床の必要締固め度については、いかなる種類の航空機に対しても適用できる、締固め設計曲線(米国陸軍工兵隊によって開発されたもの)を採用した。

全文 /PDF/no0054.pdf