研究について

研究成果

空港舗装に関する調査研究(第6報)-空港瀝青舗装の舗装厚設計法に関する調査研究-

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0052 1968年06月
執筆者 須田凞
所属 土質部 滑走路研究室
要旨

 現在、世界各国で使用されている、空港舗装の主要な舗装厚設計法について文献調査を行い、検討を加えた。
 調査の対象とした設計法は、C・B・R法(C・E法:米国陸軍工兵隊法)、L・C・N法(米国法)、フランス法、カナダ法(Mcleod法)、Navy法(米国海軍法)、F・A・A法(米国連邦航空庁法)、A・I法(アスファルト協会法)の7つである。
 その結果、各設計法には一長一短が見受けられるが、最も多くの実験の裏付けと、経験を有するC・B・R法が、現在の段階では、舗装厚の基本的な設計法として適しているとの結論を得た。
 ただし、C・B・R法は、路床の強さによって、舗装構成材料の品質に関係なく、舗装厚は一定になるという欠点を有しているから、これに関しては、等価値などを考慮して、設計法を補足する必要があろう。

全文 /PDF/no0052.pdf