研究について

研究成果

無筋コンクリート舗装の設計方法に関する調査研究-空港舗装に関する調査研究(第2報)-

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0050 1968年06月
執筆者 赤塚雄三、飯島尚
所属 構造部 材料施工研究室
要旨

 諸外国の空港舗装における無筋コンクリート舗装の設計方法を比較検討し、我が国の道路舗装設計方法における基本公式を基にして評価することを試みた。舗装版厚の設計に関してはいずれもWestergaardによって開発された載荷公式を用いているが、載荷位置の評価によって中央載荷公式を用いるものと縁部載荷公式を用いるものに分かれている。また、いずれもPickettとRayの影響図を基にした設計曲線を提示しているが、対象航空機の諸元の取り方、図表のパラメーター、コンクリートの定数、等の諸点で微妙な相違を示している。これらの各種設計方法を我が国の道路舗装設計方法の基本公式を基にして評価した結果、それぞれの設計方法で考慮している載荷位置に着目する限りでは実質的な矛盾がないことが実証された。従って、無筋コンクリート舗装設計方法の標準化を考慮する場合には、従来より用いられているPCA法を道路舗装設計方法とできるだけ矛盾の少ない形に修正するのが最も適当と思われる。

全文 /PDF/no0050.pdf