研究について

研究成果

駿河湾台風6626号綜合調査研究報告-第3編 駿河湾の高潮-

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 006-07-03 1967年08月
執筆者 伊藤喜行、谷本勝利、木原力
所属 水工部 防波堤研究室
要旨

台風6626号を含めた駿河湾の過去の高潮の実績を調査すると共に、高潮の数値計算を実施して駿河湾の高潮の特性をとりまとめたものである。
 駿河湾には、現在御前崎港、焼律港、清水港、田子の浦港および内浦の五カ所に検潮所がある。これらの検潮所に対して、台風5821号から台風6626号までの主要台風時の検潮記録を収集し、気象潮を算定した。
 一方、高潮の数値計算は
(1)伊勢湾台風が、駿河湾西方を速度60km/hrで北上した場合
(2)台風6626号の場合
の二ケースについて実施した。前者は、最大級の台風が来襲した場合を想定したもので、将来予想されるほぼ最大の潮位を検討しようとするものである。後者は、この調査中にたまたま来襲した台風である。我々は、既に前のケースをまとめ終えていたので、直ちに追算を行い実測値と計算値の比較を行った。

全文 /PDF/vol006-no07-03.pdf