研究について

研究成果

ディジタル波高計の試作について

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0032-02 1967年06月
執筆者 原中祐人、鑓水幸雄
所属 水工部 模型試験課
要旨

 水理現象の波高測定は一般には電気抵抗式によるアナログ方式が用いられている。この方式は電気的ならびに種々の条件により計測が煩雑である。このようなことから水位の変化を直接ディジタルに表示する波高計の試作を、昭和40年4月から42年1月にかけて実施し実用化したものである。
 この原理は一定の間隔に縦に配列した検出棒が水に入った時のみ、トランジスタ・スイッチング方式によりパルスを発生させるようになっている。そして任意の波回数に設定した間の波高を、数字表示管方式カウンタで積算させるものである。またこの逆の方法も可能である。よって統計的な平均処理器として平均波高計と称している。以下これについて原理、構成および性能について述べることにする。

全文 /PDF/no0032-02.pdf