研究について

研究成果

粘性土地盤の支持力

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 005-12 1966年06月
執筆者 中瀬明男
所属 土質部 土性研究室
要旨

 地盤の支持力問題については、これまでいくつかの研究成果が発表されている。これらのうちφu=0法が適用できる場合の支持力の解が公式化または図表化されているものとして、D.W.TTaylor、K.Terzaghi、B.Ja-Kobsen、A.W.Skempton、G.P.Tschebotarioff、S.J.Button、 R.E.Gibson and N.W.orgenstern、S.Odenstad*などの解いた問題の条件を、本論文に示した場合とともに図-1に示す。
 註 *Odenstad(1960)の解析についての要約は文献(10)に含まれている。
 以下に示すものは、上載荷重を有する低い盛土の安定問題および長方形基礎の支持力問題の解である。これらと類似の問題はこれまでにある程度解かれている。しかし以下に示す解析は盛土の上載荷重の大きさおよび非排水強さの深度に対する分布などについて、実さいのものに近い条件を仮定し、実用上の適用範囲を拡大したものである。

全文 /PDF/vol005-no12.pdf