研究について

研究成果

浚渫用グラブの研究(第2報)-グラブの相似と掘削限界および開閉用鋼索の巻かけ数について-

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 005-07 1966年06月
執筆者 岩田尚生
所属 機材部 主任研究官
要旨

今までに実施してきた上記の実験資料の内第1報で紹介しなかった内容で、グラブの計画、設計に直接必要な実験結果を簡単に紹介するとともに、今回新らしく実施した二三の実験結果を報告するものである。第1報では、主としてフラッシュ容量が0.05m3のグラブによる実験結果を紹介したが、本報告では、これと形状が相似で容量が0.05m3のグラブによって実験を行なった。実験の結果では、土質が与えられた場合のグラブの型式、開閉用鋼索の巻かけ数、大きさ等とつかみ能力の関係は、第1報において求めたWs/Wg-LB/2Wg特性の図表をそのまま適用することできた。ここに、WS=つかみ土砂重量、Wg=グラブ自重、L=グラブの開き長さ、B=グラブの刃幅である。また、粘土をつかむときのつかみ限界、ホールタイン型とハーフタイン型グラブのつかみ能力の基本的な相違、開閉用鋼索の巻かけ数の問題等について、その傾向を確かめることができた。

全文 /PDF/vol005-no07.pdf