研究について

研究成果

深掘浚渫に関する研究-噴流装置を用いた吸盤型つり具の吸着力について-

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0020 1965年07月
執筆者 岩田尚生
所属 機材部 作業船研究室
要旨

 港湾工事において、水中で各種構造物や方塊等を移動させるとき、ロープの掛けはずしや据えつけ位置の確定は、もっぱら潜水夫まかせでその合図によって起重機の運転を行っている現状である。このような作業方法は能率がわるいことの他に常に危険を伴う。そこで潜水夫に頼らない能率的な水中作業を行う方法として、水中テレビ等の水中観察装置と自動つり具を組合わせて水上より直接観察操作する方法も考えられる。
 本論文は、上記のような水中作業を行う際に用いるための噴流装置と吸盤からなるつり具模型により、吸着力についての考察並びに性能試験結果を紹介したものである。

全文 /PDF/no0020.pdf