研究について

研究成果

注入モルタルに関する基礎研究

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 003-06 1964年11月
執筆者 赤塚雄三
所属 構造部 材料施工研究室
要旨

 注入モルタルの諸性質に影響をおよぼす要素は極めて多く、セメント、フライアッシュ、砂、混和剤、水等の使用材料の種類および性質、これらの使用材料の配合比、注入モルタルの練りまぜ方法、養生条件等が挙げられる。一般に、ある特定の施工条件の下では、使用材料の選択は地理的ないし経済的な条件によって行なわれる場合が多い。また、コンクリートの施工量が数千立方米以下の工事が大部分を占めるプレパックド・コンクリート工事においては養生条件や練りまぜ方法を大巾に変更する余地のある場合は比較的少い。換言すれば、注入モルタルの配合比の選択の仕方によってその諸性質が支配される場合が極めて多い。
 本報告では上に述べた観点から最初に配合比の変化が注入モルタルの諸性質におよぼす影響について検討を加えた。

全文 /PDF/vol003-no06.pdf