研究について

研究成果

プレパックド・コンクリート工法に関する資料調査報告(第2報)

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0006 1964年03月
執筆者 赤塚雄三、佐藤善一
所属 構造部 材料施工研究室
要旨

プレパックド・コンクリート工法では粗骨材と注入モルタルとを分離して用いる所から、粗骨材の最寸大法は普通コンクリートの場合ほど制約されず、粗骨材の単位使用量はコンクリート容積と等しく、また単位セメント量も比較的少ない。混合、運搬設備としてはモルタル・ミキサ、ポンプおよび配管のみに限られ、比較的経済的に設置され得る。他方、型枠工やモルタル漏洩防止工などには普通コンクリートに対する以上の入念な施工が要求される。このように本工法はかなり広範囲に適用され、経済効果も満足すべきものではあるが、コンクリートの打上り高さに伴う品質の不均一性など、今後解決されるべき問題点も多い。

全文 /PDF/no0006.pdf