研究について

研究成果

港湾建設計画に関連した漂砂の研究-特にアイソトープによる漂砂調査及び研究-

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0005 1963年10月
執筆者 佐藤昭二
所属 水工部 漂砂研究室
要旨

砂浜海岸に港を建設又は、改修するとき、特にその防波堤の建設位置、先端水深及び法線を決定するときに必要な漂砂の方向と漂砂量、底質の移動の形式と限界等を従来の調査方法の外に放射性同位元素による方法を併用して明らかにすることを目的とした。  放射性同位元素による漂砂の観測は、1954年我が国の苫小牧と英国のテームズ河口で初めて行われて以来、世界の多くの国で底質移動の観測に利用されている。本研究においては、その方法の細部に検討と改良を加え、伊良湖、福江、磯浜、鹿島、新潟新港の各港の建設又は改修のための漂砂の現地調査に利用すると共に、模型実験にも利用して漂砂の特性を明らかにした。

全文