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下新川海岸における長周期うねりの越波発生機構とその対策
港湾空港技術研究所 報告 050-04-05
2011年12月
海洋研究領域 波浪研究チーム
加島寛章、平山克也
近年、地球温暖化の影響と思われる台風の巨大化や経路変化に伴い、周期の比較的長いうねり性波浪(本研究では、長周期うねりと呼ぶ)が来襲し、我が国沿岸部において甚大な波浪被害が発生している。特に、地形急変部などの複雑な地形を有する地域では、地形や構造物の影響を受け...
内陸地殻内地震によるやや短周期地震動の再現に適した震源のモデル化手法
港湾空港技術研究所 報告 050-04-04
2011年12月
地震防災研究領域 地震動研究チーム
野津 厚
内陸地殻内地震の震源近傍で観測されるやや短周期パルスは構造物に対して大きな影響を与えるものであると認識されている。兵庫県南部地震を対象とした研究で、これらのパルスはアスペリティに起因するものであること、また、特性化震源モデル(矩形のアスペリティの組み合わせ)を...
既存矢板壁に対する控え工増設の補強効果とその評価法の開発
港湾空港技術研究所 報告 050-04-03
2011年12月
地盤研究領域 地盤改良研究チーム
森川嘉之、菊池喜昭、水谷崇亮
近年、既存岸壁の補強、機能強化に関する要望が高まっている。このような要望への対応策として、控え式矢板壁については控え工増設工法が提案されている。しかし、控え工増設工法は、控え工増設前後の矢板壁の曲げモーメントや矢板壁に作用する土圧の変化などの設計上の取扱いが...
土丹層に支持された鋼管杭の軸方向抵抗力の検討
港湾空港技術研究所 報告 050-04-02
2011年12月
地盤研究領域 基礎工研究チーム
水谷崇亮、菊池喜昭、杉本貴之、小濱英司
横浜港の周辺では、表層の粘性土・砂質土の下部に、土丹と呼ばれる固結シルトの層が観察される。この層は、N値50以上、非排水せん断強度500kN/m2以上という固い地盤であり、層厚も厚いことから、しばしば杭の支持層として期待される。土丹は、非常に過圧密な粘性土であ...
平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震津波の特性
港湾空港技術研究所 報告 050-04-01
2011年12月
海洋情報研究領域 上席研究官(高潮防災担当)
河合弘泰、佐藤真、川口浩二、関克己
全国港湾海洋波浪情報網NOWPHASのGPS波浪計、沿岸波浪計、潮位計の観測データによって、2011年3月11日14時46分の平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震による津波の特性を調べた。その結果を要約すると、以下の通りである。 ①岩手北部沖~福...
繰返し衝撃荷重を受ける鉄筋コンクリート版の残存押抜きせん断耐荷性能
港湾空港技術研究所 報告 050-03-02
2011年09月
構造研究領域 構造研究グループ
川端雄一郎、岩波光保、松林卓
港湾構造物では、設計荷重以上の波力や、消波ブロック、船舶、漂流物の衝突のような衝撃力が作用する場合があり、これらによって損傷に至る事例がある。このうち、消波ブロック被覆堤では、消波ブロックがケーソン前壁に繰り返し衝突し、穴あきに至る局部破壊が発生するケースも...
超音波式四次元水中映像及び測量取得システム(4-DWISS)の開発
港湾空港技術研究所 報告 050-03-01
2011年09月
新技術研究開発領域 計測・システム研究チーム
松本さゆり、吉住夏輝、片倉景義
濁度や照度に左右されない音響技術による空間把握の可能な水中視認と同時に測量も可能とする技術開発が望まれてきた。そこで、著者らは人間の視認能力に近い、つまり広範囲な三次元の空間をリアルタイムに視認し(以降、三次元空間とリアルタイムを合わせて四次元とする)、同時に...
微生物ループを考慮した浮遊生態系モデルの構築
港湾空港技術研究所 報告 050-02
2011年06月
海洋環境制御システム研究領域 海洋環境情報研究グループ
田中陽二、中村由行、鈴木高二朗、井上徹教、西村洋子
沿岸の海域は陸域からの栄養塩が河川から流入し、プランクトンによる一時生産が活発に行われ、魚類も豊富に存在し、生態系にとって非常に重要な海域である。一方で、沿岸に近い陸域では都市化が進行している地域が多く、栄養塩負荷の増大によって赤潮や青潮などの発生が問題とな...
盛土荷重を受ける杭式深層混合処理地盤の内部安定への表層処理層の効果
港湾空港技術研究所 報告 050-01
2011年03月
研究主監
北詰昌樹
深層混合処理工法(DMM)は、これまで軟弱地盤の改良に広く適用されてきている。深層混合処理工法による改良パターンの中で、杭式改良地盤は盛土や比較的軽量の構造物の基礎地盤の改良などに用いられている。杭式改良地盤に関する現行設計法では、外部安定および内部安定の検...