研究について

検索結果

検索対象 両方から検索する
キーワード
発行年
所属
13 件中 1〜13 件を表示

期待変形量を用いた防波堤のマウンド支持力に関する設計法

港湾空港技術研究所  報告  040-04-02

2001年12月

地盤・構造部 土質研究チーム
土田孝、梅沢信敏、石倉克真、湯怡新

 防波堤マウンド支持力の問題は、波圧という繰り返し荷重に対する地盤の安定問題と考えられる。本研究では、波庄時にマウンドに作用する偏心傾斜荷重に対して、支持力不足によって発生する期待変形量を算定する方法を新たに開発した。変形量はすべり面上の土塊の運動量を運動方程...

ブシネスクモデルにおける任意反射境界処理法を用いた非線形部分重複波の計算

港湾空港技術研究所  報告  040-04-01

2001年12月

海洋・水工部 波浪研究室
平山克也

 防波堤や護岸における波の反射を適切に計算するために、平山・平石(2001)は、消波ブロックなどの消波材による波浪減衰機構を透水層によりモデル化し、プシネスクモデルにおいて波の部分反射を直接的に計算する任意反射境界処理法を開発した。透水層モデルでは、消波工の内...

海洋環境下におけるRC構造物中の鉄筋腐食に関する長期暴露試験

港湾空港技術研究所  報告  040-03-03

2001年09月

地盤・構造部 材料研究室
Tarek Uddin MOHAMMED、濱田秀則、山路徹

 コンクリート中の鉄筋の腐食は海洋構造物の耐久性低下の最も大きな原因となっている。この問題に関しては、古くから多くの研究が実施されてきている。しかし、海洋環境下におけるRC構造物の長期耐久性を確保するためには、まだまだ多くの研究が必要である。このために、海洋環...

せん断補強のない高性能軽量コンクリートはりのせん断耐荷機構

港湾空港技術研究所  報告  040-03-02

2001年09月

地盤・構造部 構造強度研究室
横田弘、舟橋政司、山田昌郎、原夏生、二羽淳一郎

 従来の人工軽量骨材の欠点であった強度および耐久性の問題を克服した高性能人工軽量骨材が近年開発された。この骨材を用いることで、海洋環境下においても所要の性能を満たす軽量コンクリート構造物を建造することが可能で、顕著な建設コスト縮減効果を期待できる場合があること...

内湾域における泥質物の堆積と波浪による底面せん断応力との関係

港湾空港技術研究所  報告  040-03-01

2001年09月

海洋・水工部 主任研究官
中川康之

内湾域における泥質物堆積に及ぽす作用外力の影響について解明するため、米国東海岸に位置するBaltimore湾内の堆積物分布の現地データを利用し、堆積物分布と波浪外力との関係について調べた。波浪場を波浪推算法の一種であるHISWAを用いて計算し、波浪による底面せ...

付加構造物による大型浮体の弾性応答低減

港湾空港技術研究所  報告  040-02-03

2001年06月

構造部 海洋構造研究室
飯島一博、白石悟、珠久正憲、井上俊司、田中一郎

 浮体が大型化するにつれて剛体的な浮体動揺は小さくなっていく一方で、弾性応答が卓越する。その結果、曲げモーメントなどの断面力が過大になり、構造安全性上の制約から設計時の限界波高が数メートル程度以下になる可能性がある。そこで、特に曲げモーメントが大きくなる10秒...

分割型圧密試験による構造を有する洪積粘性土の圧密挙動

港湾空港技術研究所  報告  040-02-02

2001年06月

土質部 土性研究室
姜敏秀、土田孝、渡部要一、田中洋行、宮島正悟

 大深度による高い土被り圧の条件とともに、長期間に渡って年代効果の影響を受けた大阪湾洪積土は、一般の沖積粘土に比べて数倍ないし数十倍の高い圧密降伏応力を有している。洪積粘土の圧密では、圧密降伏応力を境にして急激に沈下が生じることが報告されているが、このような圧...

浚渫泥土を利用した貧配合セメント処理土の力学特性および材料特性

港湾空港技術研究所  報告  040-02-01

2001年06月

土質部 土性研究室
渡部要一、土田孝、引屋敷英人、古野武秀

従来のセメント固化処理工法は、深層混合処理工法に代表されるように強固な安定処理土を形成することを目的としていたが、近年では、貧配合セメント処理土が護岸の腹付け工に採用されるなど、浚渫泥土を建設材料として有効利用する試みがなされている。本報告では、フェイルセーフ...

震源近傍の地震動の方向性に関する研究とその応用

港湾空港技術研究所  報告  040-01-05

2001年03月

構造部 地震防災研究室
野津厚、井合進、Wilfred D.IWAN

1995年兵庫県南部地震を契機として、土木構造物の耐震性を検討する際には、建設地点(サイト)近傍の内陸活断層で発生する地震による地震動を必要に応じて考慮すべきであるという共通認識が学会等において形成されてきた。港湾の分野においても、いわゆる耐震強化施設の整備に...

分割法円弧すべり解析における新しい計算法

港湾空港技術研究所  報告  040-01-04

2001年03月

土質部 土性研究室
土田孝、引屋敷英人、水野健太、福原哲夫

分割法円弧すべり解析には分割片間の力を静定化するための仮定によって修正フェレニウス法と簡易ビショップ法があるが、地盤が主に砂質土から構成される場合、前者は安全率を過小に後者は過大に評価するとされている。本研究は、砂質土が多い地盤において安全率や支持力を精度よく...

後浜から砂丘前面にかけての植生が地形変化に及ぼす影響に関する現地観測と植生を考慮した飛砂量の数値計算

港湾空港技術研究所  報告  040-01-03

2001年03月

海洋環境部 漂砂研究室
栗山善昭、中島剛、上堂薗孝一、望月徳雄

後浜から砂丘前面にかけての領域の地形変化と植生との関係を現地観測結果を基に検討した。その結果、高さ10cm程度の植生が後浜から砂丘前面にかけての地形変化に影響を与えることが明らかとなった。すなわち、植物が繁茂しているときには、植生の海側限界点から砂丘根元にかけ...

砂漣内の浸透流について

港湾空港技術研究所  報告  040-01-02

2001年03月


鈴木高二朗

 波が大きくなると海底の砂漣が消滅して、地盤は平坦になり、砂はシートフローとよばれる薄い層を成して移動するようになる。しかし、砂漣が消滅する機構についてはこれまで明らかにされていない。本報告では砂漣に波による振動流が作用することにより、砂漣のクレスト部で圧力が...

ブシネスクモデルにおける透水層を用いた任意反射境界処理法の開発

港湾空港技術研究所  報告  040-01-01

2001年03月

水工部 波浪研究室
平山克也、平石哲也

 浅海域における波浪変形を高精度に算定できるブシネスクモデルにおいて、消波ブロックなどの消波材による波浪減衰機構を透水層によりモデル化し、波の部分反射を直接的に計算する任意反射境界処理法を開発した。  本研究では、透水層内の波浪抵抗を考慮した流量フラックス表...