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水中溶接された鋼矢板構造物の破断メカニズムと破断モードの改善に関する材料学的研究
港湾空港技術研究所 報告 036-04-02
1997年12月
構造部 材料研究室
福手勤、阿部正美、長谷川博行、松田史朗
鋼矢板は港湾施設の建設資材として不可欠な材料であるが、海中部では電気防食を施しながら使用される。過去の大規模な地震において、背後が液状化した鋼矢板式岸壁で、電気防食用のアルミニウム合金陽極を水中溶接で取り付けた部位で鋼矢板が折損した例が報告されている。その一...
潮位変化を考慮した防波堤堤体の被災遭遇確率
港湾空港技術研究所 報告 036-04-01
1997年12月
水工部 波浪研究室
河合弘泰、高山知司、鈴木康正、平石哲也
防波堤の堤体は所定の安全率(滑動および転倒に対して1.2以上)を持つように設計されてきた。しかし、所定の安全率は絶対的な安全性を保証するものではなく、現に毎年数函の割合で滑動または転倒している。 本論文ではまず、直轄が整備した防波堤堤体を対象として、既設...
再生骨材を使用したコンクリートの材料特性に関する研究
港湾空港技術研究所 報告 036-03-02
1997年09月
構造部 材料研究室
田中順、福手勤、濱田秀則、堂園昭人
本研究においては、はじめに製造方法の違いが再生骨材の品質におよぼす影響を、各種骨材試験によって調査した。こうしてその物性が明らかになった再生骨材を比較検討し、再生骨材を使用したコンクリートの製造を行った。特に再生骨材を使用したコンクリートの物性に影響を及ぼす...
干潟実験施設における底生生物群集の動態
港湾空港技術研究所 報告 036-03-01
1997年09月
海洋環境部 海水浄化研究室
桑江朝比呂、細川恭史、古川恵太、三好英一、木部英治、江口菜穂子
干潟実験施設を用いて物理的撹乱および海水交換が底生生物群集に与える影響を検討した。また、再現された干潟実験生態系における生物群集の遷移を経時的に検討した。 底生バクテリアおよび底生藻類の現存量は、流れによる撹乱を与えた水槽と比較し波による強い撹乱を与えた水...
鋼板・コンクリート合成部材の純ねじり特性
港湾空港技術研究所 報告 036-02-04
1997年06月
構造部 主任研究官
山田昌郎、清宮理
最近、港湾構造物に鋼板・コンクリート合成部材が使用されるようになった。本研究ではこの種の合成板部材の基本的なねじり特性を検討した。静的載荷実験として、RC、オープンサンドイッチ、およびサンドイッチ構造の供試体(断面寸法25cm×100cm、長さ200cm)に純...
兵庫県南部地震におけるケーソン式岸壁の挙動の有効応力解析
港湾空港技術研究所 報告 036-02-03
1997年06月
構造部 地盤震動研究室
一井康二、井合進、森田年一
1995年1月17日の兵庫県南部地震において、神戸港の多数の港湾施設が被災した。本研究は、神戸港の岸壁の約9割を占めるケーソン式岸壁の被災メカニズムについて2次元有効応力解析によって検討を加えたものである。解析対象とした岸壁は六甲アイランド南側の設計水深-1...
兵庫県南部地震におけるニューマチックケーソン式の橋梁基礎の変形に関する有効応力解析
港湾空港技術研究所 報告 036-02-02
1997年06月
構造部 地盤震動研究室
HanlongLiu、井合進、一井康二、森田年一、岡下勝彦
1995年1月17日の兵庫県南部地震において、神戸港の多数の港湾施設及び臨港施設が被災した。神戸大橋のニューマチックケーソン基礎の被災もその一つである。神戸大橋のニューマチックケーソン基礎は約30mの根入れを持つにもかかわらず、ケーソン上面で約0.6mから0....
Stability of Reinforced Retaining Systems under Artificial Gravity
港湾空港技術研究所 報告 036-02-01
1997年06月
土質部 地盤改良研究室
Ali PORBAHA
ジオテキスタイルなどを用いた補強土工法は、擁壁、斜面安定や盛土工事に広く用いられている。補強盛土の挙動に関しては、多くの研究がなされている。しかし、盛土下の基礎地盤の剛性が盛土挙動に及ぼす影響については、解析的に検討した研究例はいくつかあるものの、実験的な検...
信頼性設計法による防波堤の全体系安全性(第2報)~支持力安全性に関する検討~
港湾空港技術研究所 報告 036-01-02
1997年03月
計画設計基準部 計画基準研究室
長尾毅、門脇陽治、土田孝、寺内潔
防波堤の全体系の支持力安全性照査への信頼性設計法の適用方法を検討した。近年における全国の重力式防波堤の設計事例40例(うち支持力が支配的な断面18例)をもとにして、現行設計法による防波堤の支持力安全性を安全性指標により評価した。また、現行設計法と平均的に同程...
セメントで改良された石炭灰地盤の破壊挙動と土圧に関する研究
港湾空港技術研究所 報告 036-01-01
1997年03月
土質部 地盤改良研究室
北詰昌樹、山本浩司
近年、環境問題に対する意識の高まりを受けて、火力発電所等から排出される石炭灰の有効利用が強く望まれている。石炭灰は、セメントの材料や道路工事の材料として利用が図られているが、未だ多くが発電所付近に埋め立て処分されているのが現状である。近年、環境問題に対する意...