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16 件中 1〜16 件を表示

我が国の正規圧密された海成粘性土の静的コーン貫入試験から得られる特性

港湾空港技術研究所  報告  031-04-03

1992年12月

土質部 地盤調査研究室
田中洋行、榊原基生、後藤健二、鈴木耕司、深沢健

 本報告は、静的コーン貫入試験と室内試験の結果の関係について述べたものである。海成粘性土が厚く堆積している7地点を選んで、コーン貫入試験を行った。調査地点は、いずれも過去に現在の土被り圧より大きな先行荷重を受けていない正規圧密地盤である。本研究によって得られた...

繰返し水平荷重下で大変形する砂地盤中の杭の挙動

港湾空港技術研究所  報告  031-04-02

1992年12月

土質部 基礎工研究室
菊池喜昭、高橋邦夫、鈴木操

 本研究では、乾燥した砂地盤中に建て込んだ幅20cmの板状の模型杭に水平方向繰返し荷重を行い大きな変形を与え、大変形時の杭の拳動を繰り返し荷重に対する杭の拳動について検討した。  その結果、処女載荷時には、大変位時(今回の模型実験のレベルで変位y>15cm)...

越波時における防波堤上の人の転倒に関する研究-親水性港湾構造物に関する水工学的研究(第2報)-

港湾空港技術研究所  報告  031-04-01

1992年12月

水工部 耐波研究室
高橋重雄、遠藤仁彦、室善一朗

 本報告は、越波時における防波堤上の人の安全性について検討したものである。対象とした危険は、越波水による人の転倒であり、実際の人を用いて実スケールの流れを水槽内で再現して行った実物実験を実施した。また、流れ中の人の転倒を判定する「転倒モデル」を構築して、越波条...

杭打施工管理システムの開発

港湾空港技術研究所  報告  031-03-05

1992年09月

機械技術部 計測施工研究室
石塚浩次、根本孝志、林田善久

 本開発においては、人力によって行われる杭打工事の施工管理を自動化するシステムを明らかにした。開発した施工管理システムは、レーサドップラ測定器とパーソナルコンピュータから構成されている。杭の打込み変位は、レーザドップラ測定器によって杭表面にレーザ光を直接照射し...

水平管における空気混入軟泥の流動特性(第二報)

港湾空港技術研究所  報告  031-03-04

1992年09月

機械技術部 浚渫埋立研究室
岡山義邦、鮎貝基和、鈴木誠、福本裕哉

 最近の港湾工事においては、通常の浚渫ポンプでの排送が困難であると考えられるような流動性の極めて低い高濃度の軟泥輸送に対して、空気を混入した状態で輸送する試みが数多く見られる。しかしながら、現在各地で試行されている空気混入スラリ輸送システムは、その設計にあたっ...

円筒構造物のコンクリート打設直後の温度応力解析

港湾空港技術研究所  報告  031-03-03

1992年09月

構造部 構造強度研究室
清宮理、山田昌郎、長廻幹彦

 セメントの水和熱によるコンクリート打設直後の温度ひびわれは、従来重力式ダムなど特に大規模なコンクリート構造物において問題とされてきた。近年コンクリート構造物の大型化にともないタンク、ケーソン、橋梁下部工等のコンクリート構造物でも問題化してきている。温度ひびわ...

我国沿岸の潮位と平均海面の変動の解析

港湾空港技術研究所  報告  031-03-02

1992年09月

海洋水理部 汚泥処理研究室
村上和男、山田邦明

 地球温暖化による海面上昇の予測および監視には、長期間の気象、海象および人間活動等に関するデータが有力な手がかりとなる。  本研究では、我国沿岸の潮位、気圧および海水の表層水温のデータを収集し、周辺海域の平均海面の長期的な変動傾向を求めた。また、平均海面の季...

運河計画論史-中世の運河からパナマ運河までの閘門式運河-

港湾空港技術研究所  報告  031-03-01

1992年09月

情報センター データベース課
長野正孝

本研究では、中世から現在までの世界の閘門式運河の計画と技術の変遷を通史として分析した。内容は以下の通り。  1。中世から18世紀までの閘門式運河の進歩はゆるやかなものであった。19世紀の船舶運河の出現とともに、高水位差を克服する技術が生まれ、閘門式運河はその...

地形的囲繞の認識と空間規模との関係に関する研究

港湾空港技術研究所  報告  031-02-05

1992年06月

計画設計基準部 計画基準研究室
斎藤潮、竹下正俊、上島顕司

 市民に親しまれる港の環境を創出するためには、港における市民活動の場に、程よい空間的まとまりを与えることが有効となろう。その際、まとまりを生み出すに適当な空間規模の目安があれば、便利である。  本研究は、空間的なまとまり感のひとつとして囲繞感に注目し、1ムロ...

箱型浮体の波浪による断面力の計算法

港湾空港技術研究所  報告  031-02-04

1992年06月

構造部 海洋構造研究室
上田茂、白石悟、石崎崇志

著者の2人は、箱型浮体について浮体の動揺を考慮して垂直せん断力および垂直曲げモーメントを求める簡便な計算方法を提案している。すなわち、箱型浮体に作用する流体力係数を伊藤の二次元近似理論による数値を用いて計算することとしたものでパソコンなどで容易にプログラミング...

単地点出力型スペクトル法による波浪推算システム

港湾空港技術研究所  報告  031-02-03

1992年06月

水工部 海洋エネルギー利用研究室
後藤智明、青野利夫

 台風や季節風による高波をパーソナルコンピュータで推算することを目的として沖波を対象としたスペクトル法による単地点出力型波浪推算システムを開発した。  この波浪推算システムは、風推算の方法により台風モデル推算と傾度風モデル推算の2種類で構成されている。台風モ...

波力発電ケーソン防波堤の現地実証実験における観測データの解析結果

港湾空港技術研究所  報告  031-02-02

1992年06月

水工部 耐波研究室
高橋重雄、安達崇、中田博昭、大根田秀明、加藤久雄、鹿篭雅純

 港湾技術研究所では、波エネルギー変換装置の機能を有する波力発電ケーソンの開発を行っている。波力発電ケーソンは、通常の上部斜面ケーソンの前面に空気室と呼ぶ波エネルギー変換装置を持つケーソンであり、防波堤や護岸に用いることができる研究は、1982年より始まり現在...

新ブシネスクモデルによる不規則波の浅水変形計算

港湾空港技術研究所  報告  031-02-01

1992年06月

水工部 波浪研究室
Okey NWOGU、高山知司、池田直太

本論文では、新ブシネスク型方程式を用いて深海から浅海までの波の浅水変形計算を行ったものである。新ブシネスク型方程式とは、著者の一人であるNwoguが開発したもので、線形分散特性を修正することによって広い海域での計算を可能にしたものである。ブシネスクモデルは、浅...

消波ブロック内蔵双胴型ケーソン堤の模型振動実験と地震応答解析

港湾空港技術研究所  報告  031-01-03

1992年03月

構造部 地震防災研究室
長田信、上部達生、高野剛光

大水深域の防波堤として開発が進められている消波ブロック内蔵双胴型ケーソンに作用する動水圧、および消波ブロックの動的拳動を把握するために模型振動実験を実施した。また、このケーソンのように複雑な形状を持つ構造物に作用する動水圧を算定するために、水-構造物連成系の3...

地球温暖化による港湾域の排水機場機能への影響

港湾空港技術研究所  報告  031-01-02

1992年03月

海洋水理部 主任研究官
細川恭史、関根好幸

近年、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの増加に起因する地球の温暖化により平均海面水位の上昇・台風の巨大化・降雨パターンの変化等のさまざまな影響は生じると予想されている。河口デルタ地域や運河の発達した地域のような低沿岸域では、高潮時に防潮護岸・防潮堤および防...

混成防波堤上の越波水の運動と波力に関する実験的研究-親水性港湾構造物に関する水工的研究(第1報)-

港湾空港技術研究所  報告  031-01-01

1992年03月

水工部 耐波研究室
高橋重雄、遠藤仁彦、室善一朗

 港湾技術研究所では、1990年から親水性の港湾・海岸構造物の研究を開始している。この報告はその第1報であり、研究の第一歩として、混成防波堤上の越波水の運動について検討している。通常の防波堤や護岸でも越波は重要であるが、単に伝達波や越波量として検討されているに...