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海水に浸漬したコンクリートのアクに関する実験的研究
港湾空港技術研究所 報告 014-04-04
1975年12月
構造部 材料施工研究室
関博、善一章、阿部正美、藤澤孝夫
海水コンクリート供試体を浸漬して、コンクリート表層から溶出する各種イオンによる海水のpH変化、CaOやSO3の溶出量などに関し検討した。実験要因は、セメントの種類、水セメント比、供試体脱型後浸漬までの空気中暴露期間、海水容量と供試体表面積の割合などである。 ...
重力式岸壁の震度と地盤加速度
港湾空港技術研究所 報告 014-04-03
1975年12月
野田節男、上部達生、千葉忠樹
過去の被害地震における岸壁の解析および強震観測の成果等をふまえて、重力式岸壁の耐震設計に採用する震度と地盤に発生する地震動の最大加速度との関係を検討し、次式を得た。 (式)(式は省略) ここで、地震動の強さに対応する震度(作用震度)は、過去の12地震・49港...
超軟弱粘土の圧密定数の決定法
港湾空港技術研究所 報告 014-04-02
1975年12月
土質部 土性研究室
梅原靖文、善功企
本報文は、標準圧密試験が困難な高含水比粘性土の圧密定数の決定法として、定率ひずみ方式による圧密試験法を提案している。この方法は片面排水条件のもとで供試体に強制的変位を一定速度で与え、供試体上下面で実測される圧密圧力、間げき水圧および沈下量からf-logp’関...
不規則波による防波護岸の越波流量に関する実験的研究
港湾空港技術研究所 報告 014-04-01
1975年12月
海洋水理部 波浪研究室
合田良実、岸良安治、神山豊
直立壁(205ケース)および前面に消波工を有する消波護岸の基本形(123ケース)について、模型不規則波による系統的な越波流量の測定を行なった。この結果は、不規則波の砕波変形モデルを応用した越波計算と比較照合の上、海底勾配2種(1/10および1/30)、沖波波形...
港湾環境における耐食鋼の耐食性調査
港湾空港技術研究所 報告 014-03-04
1975年09月
構造部 主任研究官
善一章、阿部正美
港湾環境(海上大気中、飛沫帯、潮位間、海水中、海泥中、陸上大気中、陸土中)における耐食鋼の耐食性を2種類の普通鋼と12種類の耐食鋼のH杭を用いて、1965年~1973年にかけて新潟港、京浜港で調査し、次の結果を得た。 1)港湾環境では、鋼材の腐食量は鋼種より...
浅海域における波浪の砕波変形
港湾空港技術研究所 報告 014-03-03
1975年09月
海洋水理部 波浪研究室
合田良実
波浪が深海域から浅海域に進行し,海岸に打ち上るまでの波の諸変形のうち,砕波による波高変化について,理論モデルによる計算,模型不規則波による実験,ならびに現地観測による波浪データの解析を行ない,砕波帯内の波高推定法を提示している。 この推定法は,不規則波の波高...
数値波動解析法による港内波高分布の計算
港湾空港技術研究所 報告 014-03-02
1975年09月
水工部 防波堤研究室
谷本勝利、小舟浩治、小松和彦
任意形状境界に対する波動の解析法として開発を進めてきた「数値波動解析法」に、新しく任意反射率境界および無反射性仮想境界の計算法を導入し、開口部からの侵入波に対する港内における波動の解法として完成化した。 まず、任意反射率境界壁前に形成された部分重複波および半...
吸込間隙の影響を受ける固体の吸込力について
港湾空港技術研究所 報告 014-03-01
1975年09月
機材部 主任研究官
岡山義邦、八木得次、佐藤義博、斎藤勝
海底の固体を吸引する場合、海底地盤と吸込マウスの間隔の変化によって、吸込力がどのように変るかについて調べるために、模擬海底ベッドと円形マウスを使って、室内実験を行った。 この結果、間隔を小さくしてゆくと円形マウス入口に急激な速度の上昇が得られ、抗力係数は増加...
電磁波による岩盤の破砕-局部加熱効果と熱破砕-
港湾空港技術研究所 報告 014-03-05
1975年09月
機材部 特殊作業船開発室
小岩苔生、白鳥保夫、高橋英俊、松本茂
電磁波を岩盤に照射して破砕を行う場合、局部的な加熱による熱応力の影響が大きく、破砕効果に対する加熱領域の形状と大きさの影響は興味のある問題となる。 本報告では、有限要素法により、加熱領域の形状を円筒形とした場合の領域の大きさの影響を調べた。計算結果によると、...
桟橋スラブ上のコンクリート舗装の収縮ひびわれと防止対策
港湾空港技術研究所 報告 014-02-04
1975年06月
土質部 滑走路研究室
佐藤勝久、森口拓、浅島豊明、渋谷英男
千葉港のけい船桟橋スラブ上のコンクリート舗装に多数のひびわれが発生したので、その原因究明と防止対策につき研究を行なった。 ひびわれ発生コンクリート舗装と同じ構造を含めて、4種類の試験舗装を桟橋スラブ上に作り、温度、ひずみ、変位など多方面からの調査試験を実施し...
円形断面緊張繋留浮体の防波効果と繋留力
港湾空港技術研究所 報告 014-02-03
1975年06月
水工部 高潮津波研究室
木原力、北谷高雄、轟正彦
浮防波堤の一案として円形断面緊張繋留浮体の防波効果および繋留索に生じる繋留張力を断面模型実験を行なうことにより求めた。 その結果、水深10m地点に外径10mの浮体をその中心が静水面に一致するよう緊張繋留して設置するとした場合、入射波周期が7秒程度の波に対し防...
矩形断面浮体の波浪動揺に関する研究
港湾空港技術研究所 報告 014-02-02
1975年06月
水工部 高潮津波研究室
木原力、轟正彦
本研究は波による矩形浮体の波浪揺に関する理論値が妥当なものであるか否かを自由浮体に関する実験値と比較することにより検討したものである。 実験は水路において入射波周期を1.6秒から3.3秒まで0.1秒間隔に変化させ、浮体の水平、鉛直、回転運動の振幅を測定した。...
備讃瀬戸における海底砂州、サンドウェーブの調査
港湾空港技術研究所 報告 014-02-01
1975年06月
水工部 漂砂研究室
小笹博昭
瀬戸内海の備讃瀬戸には、島陰背後に多数の砂州(浅瀬、延長数km、幅1km程度)が存在しており、砂州上には巨大なサンドウェーブ(砂浪、波長数十m、波高数m程度)が発生している。特に坂出市沖のイノサキノツガイ地区は航路の交差点にあたっているにもかかわらず、砂州、...
空港舗装路盤としてのコーラルリーフロックの評価(第1報)
港湾空港技術研究所 報告 014-02-05
1975年06月
土質部 滑走路研究室
佐藤勝久、福手勤、浅島豊明、渋谷英男
本報文では空港舗装路盤材料としてのコーラルリーフロックの評価を実験的に、また弾性計算で試みている。 その結果、修正CBRは基準を充分に満足し、普通の路盤材としての強度は期待できることがわかった。さらに自硬性により一軸圧縮強度もある程度期待できるが、水浸に対し...
ADI法による潮流と汚染拡散の数値計算-大阪湾に適用した場合について-
港湾空港技術研究所 報告 014-01
1975年03月
海洋水理部 海水汚染水理研究室
金子安雄、堀江毅、村上和男
Leendertse,J.J.によって開発されたAID法による潮流および汚染拡散の数値計算法を大阪湾に適用し、解の安定性、コリオリ力の効果や、粗度係数、拡散係数の変更による効果の検討を行うとともに、これらの数値計算結果を模型実験および現地実測値と対比してその...