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港湾構造物における高張力異形鉄筋の使用方法に関する調査研究(第1報)
港湾空港技術研究所 報告 005-15
1966年09月
構造部 材料施工研究室
赤塚雄三、関博
高張力異形鉄筋について、昭和40年度直轄港湾事業における使用実績調査および各種特性の比較試験を実施した。 実績調査の結果、港湾工事ではD25以下の細径鉄筋が大部分を占め、継手としては重ね合わせ継手が多く、ガス圧接継手も数例認められ、鉄筋の定着方法や貯蔵方法に...
防波堤の安定性に関する研究
港湾空港技術研究所 報告 005-14
1966年09月
水工部 防波堤研究室
伊藤喜行、藤島睦、北谷高雄
防波堤の真の安定性を知るには、構造物周辺の水理的現象ばかりではなく、破壊時の状況、すなわち本文でいうところの不安定領域における構造物の挙動に注目すべきである、との考え方に立った。したがって実験的手法としては、水理現象の計測はなるべく避けて、構造物の破壊状況を観...
短杭の横抵抗
港湾空港技術研究所 報告 005-13
1966年09月
土質部 土質部長
久保浩一
杭が短杭となった場合、その杭頭変位量や傾斜量などをいかに推定すべきかという問題、および、短杭を転倒に至らしめる限界荷重の問題についても詳細に考察した。その結果、横方向力をうける短杭の設計に役立つ2・3の実用的な基準を示すことができた。...
港湾における鋼材防食法の研究(第1報)-セメント硬化体による防食法-
港湾空港技術研究所 報告 005-09
1966年06月
構造部 主任研究官
善一章
2層または3層のときの鋼材とセメント硬化体との関係を検討してこの結果にもとずいてL.W.L.上の防食効果など各ケースにおけるセメント硬化体の防食性が推察できるようにすることを目的として本報(セメント硬化体による防食法)を纒めてみた。なおアルカリ溶液(水酸化カル...
港湾における鋼材腐食の研究(第1報)-腐食速度推定法に関する研究-
港湾空港技術研究所 報告 005-08
1966年06月
構造部 主任研究官
善一章
港湾では海水の存在のために腐食による侵食は避けられないしさらに鋼製構造物の建設がいちじるしく増加して行く傾向があるため、港湾における鋼材腐食の機構を解明することが腐食に対する対策を考える上においても重要であると思われる。したがって本報ではその足掛りの意味でこれ...
浚渫用グラブの研究(第2報)-グラブの相似と掘削限界および開閉用鋼索の巻かけ数について-
港湾空港技術研究所 報告 005-07
1966年06月
機材部 主任研究官
岩田尚生
今までに実施してきた上記の実験資料の内第1報で紹介しなかった内容で、グラブの計画、設計に直接必要な実験結果を簡単に紹介するとともに、今回新らしく実施した二三の実験結果を報告するものである。第1報では、主としてフラッシュ容量が0.05m3のグラブによる実験結果を...
実験による風波の発達についての覚書
港湾空港技術研究所 報告 000-12-02
1966年06月
水工部 水理研究室
浜田徳一、柴山煒彦、加藤始
実験による風波の発達については、英文報告第2号に比較的水深の大きい場合についての実験結果を報告したが、比較的水深のちいさい場合の実験結果を加え、検討を行なったのがこの報告である。 風波の発達において基本的役割をなす風からのnon-negative dampin...
風波のf-5則について-実験による補足-
港湾空港技術研究所 報告 000-12-01
1966年06月
水工部 水理研究室
浜田徳一
風波のf-5則についてはさきに英文報告第6号によりその解析的考察を発表し、また無風状態の水域を通過する風波による実験結果を報告した。今回の補足は風の直接作用を受けている状態の風波につき、その波形スペクトルムの高周波成分がどの様な変化を行うかを実験的に考察したも...
粘性土地盤の支持力
港湾空港技術研究所 報告 005-12
1966年06月
土質部 土性研究室
中瀬明男
地盤の支持力問題については、これまでいくつかの研究成果が発表されている。これらのうちφu=0法が適用できる場合の支持力の解が公式化または図表化されているものとして、D.W.TTaylor、K.Terzaghi、B.Ja-Kobsen、A.W.Skempton...
海岸構造物の堤脚部洗掘に関する研究(第1報)-直立壁堤脚部の波による二次元的洗掘実験-
港湾空港技術研究所 報告 005-11
1966年06月
水工部 漂砂研究室
佐藤昭二、田中則男、入江功
正常海浜と暴風海浜の平衡模型海浜を作り、その種々の位置に直立壁を設けて実験を行い、洗掘機構に対する両者の相違、洗掘過程及び縮尺効果に考察を加えたものである。 著者らは、ここ数年来、この洗堀全般の問題に取組んで来ているが、その手初めとして、二次元造波水路で行っ...
有限振幅重複波ならびにその波圧に関する研究
港湾空港技術研究所 報告 005-10
1966年06月
水工部 模型試験課
合田良実、柿崎秀作
重複波の波圧ならびにその他の諸特性を調べるには、精度の十分高い理論計算を行なわなければならない。本報告では、Tadjbakshとkellerが求めた第3次近似解を拡張して、重複波の速度ポテンシャルの第4次近似解を求め、この結果をすべて計算機用のFORTRAN...
直柱に働く衝撃砕波力の研究
港湾空港技術研究所 報告 005-06
1966年04月
水工部 模型試験課
合田良実、原中祐人、北畑正記
直柱に働く衝撃砕波力の理論的考察および実験に基き、直柱に働く砕波の全波力を、砕波巻き込み率をパラメーターとして、抗力、質量力および有効衝撃砕波力の3波力の和として求める方法が提案された。 ...
水噴射エゼクタの理論と設計に関する基礎的研究
港湾空港技術研究所 報告 005-05
1966年01月
機材部 機材部長
松田任、近藤基、守口照明
港研報告第4巻第4号“エゼクタの揚水効率について”にひき続き、同一の実験装置を使用して実験を行なったものであるが、実験内容については、設計に必要な範囲をカバーできるように、ノズルとのど部の面積比を広範囲に変え、あらたに、のど部に平行部のついたデフューザを使用し...
沖積粘土のボーリングおよびサンプリングに関する総合的研究
港湾空港技術研究所 報告 005-04
1966年01月
土質部 土質試験課
藤下利男、松本一明、堀江宏保
堤防施工前の1956年すなわち9年前に行なわれた基礎調査による土質試験結果と今回の調査結果との比較検討を行なった。1956年に行なわれた調査では、在来の試料採取方式が用いられており、1965年の調査においては運研61式方法が用いられているので、土質力学的に等し...
防潮堤の振動性状に関する研究
港湾空港技術研究所 報告 005-03
1966年01月
理事
福内大正、宮島信雄、山下生比古
フィル形式の堤体の力学的な性質の完全な解明は、土質力学、もしくは粒体力学の発展にまたねばならないが、これにはかなりの時間を要するものと思われる。このような事情からここでは現行の耐震設計法である震度法を改善することを目的として、東京湾の第7号埋立地において、模型...
土の強さへのヒズミ速さによる影響
港湾空港技術研究所 報告 005-02-02
1966年01月
土質部 基礎工研究室
沢口正俊
土の三軸圧縮試験で、ヒズミ速さをどの程度にとるべきかについては今のところ定見がない。土質試験法には1%/minが適当であると述べられているが、それ以外の各種のヒズミ速さで求めたセン断強さとどれ程の相違が生ずるかについて実験を行ない調べた。その結果0.1%/mi...
斜面における鉛直単杭の横抵抗
港湾空港技術研究所 報告 005-02-01
1966年01月
構造部 基礎工研究室
鈴木敦巳、久保浩一、田中芳夫
模型実験によって、地表面が傾斜している場合、横方向力をうける鉛直単杭がどのような挙動をするかを詳細に検討した。その結果、斜面における鉛直単杭の横抵抗は、今までわれわれが用いてきた水平地盤における鉛直単杭の横抵抗の推定法に部分的な補正を加えることによって、比較的...
水面上の風速分布(第1報)-浅水波面上の場合-
港湾空港技術研究所 報告 005-01
1966年01月
水工部 水理研究室
加藤始、武村莞爾
水深3cmの水面上でえられた風速分布をくわしく示し、同時に測定を行なった平板上の風速分布との比較を行なうとともに、対数法則の適用性を考えてみる。 また、対数法則の適用によってえられた値を使って、今回のような水深の小さい場合と、通常の十分水深のある場合の水面に...
半無限弾性体内の応力を求める二次元的影響図表
港湾空港技術研究所 報告 000-11-02
1966年01月
土質部 基礎工研究室
沢口正俊
地盤上に任意の断面を持つ堤防によって生ずる垂直応力を、地盤を半無限弾性体と仮定した場合に、二次元的な影響図表を使って近似的ではあるが、非常に迅速に求めた。又同じような水平応力およびせん断応力を求める影響図表を使えば、スケンプトンの式を使って地盤中の初期間隙水圧...
回転体のスベリ抵抗モーメントの計算法
港湾空港技術研究所 報告 000-11-01
1966年01月
土質部 基礎工研究室
沢口正俊
粘土地盤がある荷重によってスベリ破壊を起こす時、荷重条件によっては局部的にスベリが発生することもあるとして、その際に考慮すべき側面抵抗を公式化し、種々の場合の形のスベリについて具体化し、使い易いようにグラフを作成した。その際地盤の強度は深さと共に直線的に変化し...