研究成果
港湾地域強震観測年報(2016)
発行年月 | 港湾空港技術研究所 資料 1347 2018年06月 |
---|---|
執筆者 | 野津厚、長坂陽介 |
所属 | 地震防災研究領域 地震動研究グループ |
要旨 | 1962年より実施されている港湾地域強震観測により、2016年には2864の強震記録が得られた。強震計の台数としては、2016年末現在、153台の強震計が61港に設置されており、設置状況としては、77台が地表に、56台が地中に、20台が構造物上に設置されている。観測網を構成する強震計はERS型強震計、SMAC-MDU型強震計、Datol-100型強震計、Omni型強震計、Basalt型強震計、CV-374型強震計の6種類であり、いずれもサーボ型加速度計である。 本資料は2016年に港湾地域強震観測網で得られた記録について報告するものである。得られた記録は港湾毎に分類され、地震諸元・記録番号・最大加速度等とともに付録DVDの強震観測表にまとめられている。強震観測表の地震諸元は気象庁の地震月報(カタログ編)に基づいている。また、強震記録の記録番号は各観測地点から記録が送られてきた順番に付けられており、記録の分類として、頭文字「F」で始まる記録はERS型強震計で得られた記録、頭文字「U」で始まる記録はSMAC-MDU型強震計で得られた記録、頭文字「D」で始まる記録はDatol-100型強震計で得られた記録、頭文字「O」で始まる記録はOmni型強震計で得られた記録、頭文字「B」で始まる記録はBasalt型強震計で得られた記録、頭文字「C」で始まる記録はCV-374型強震計で得られた記録をそれぞれ示している。強震観測表にまとめられているすべての記録のデジタルデータを付録DVDにCSV形式で収録している。最大加速度が20Galを越える記録については加速度波形を画像ファイルの形で付録DVDに収録している。また、最大加速度が50Galを越える比較的大きな記録については、加速度波形に加え、速度波形、変位波形、フーリエスペクトル、応答スペクトルも画像ファイルの形で付録DVDに収録している。 キーワード:地震、港湾地域強震観測、加速度記録、フーリエスペクトル |
全文 |
TECHNICALNOTE1347(PDF/2,402KB)
|