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対数分布の吹送流に対する波速の計算
港湾空港技術研究所 報告 013-04-01
1974年12月
海洋水理部 水理研究室
加藤始
この報告では、吹送流が波速におよぼす影響をできるだけ正確に求めることが試みられている。まず実験の吹送流の分布によくあてはまる対数分布を導入する。次にその速度分布をもつ流れの中の復小振幅波の波速を、せつ動法により第2次近似まで計算している。 実験室での吹送流に...
鹿島港建設に伴う海底地形変化について-事例研究-
港湾空港技術研究所 報告 013-04-02
1974年12月
海洋水理部 海洋水理部長
佐藤昭二、田中則男、佐々木克博
大規模な砂浜港の建設過程で生ずる周辺海底地形の変化を、ケースヒストリー的に取りまとめ一連の作業として、第1に鹿島港の場合が取り上げられている。 鹿島港は、鹿島臨海工業地帯の中核として、昭和37年に着工され、昭和47年度末の時点で、北防波堤1050m、南防波堤...
東京湾の潮流による物質拡散の水理模型実験
港湾空港技術研究所 報告 013-03-01
1974年09月
海洋水理部 海水汚染水理研究室
金子安雄、堀江毅、村上和男、亀山豊
東京湾内における沿岸埋立、湾口航路開削、横断道路架橋等各種プロジェクトの実施が、湾内潮流および汚濁物質の拡散におよぼす影響を水理模型により実験的に検討したものである。 実験模型は東京湾全域を平面1/2000、垂直1/100の両縮尺で再現し、潮汐現象を与えて潮...
エアリフトの揚水性能式に対する一考察
港湾空港技術研究所 報告 013-03-02
1974年09月
機材部 流体輸送研究室
岡山義邦、八木得次、佐藤 義博
エアリフトポンプを実際に用いる場合、ポンプの大きさが異ることによる揚水性能の変化を把握することは、その基本設計において重要なファクタである。 本報告は、過去に行なわれた実験データを、ポンプの大きさを表わす無次元項D/Lで整理することによって求められた特性実験...
軽量ブロックによる土圧低減工法
港湾空港技術研究所 報告 013-02-02
1974年06月
土質部 基礎工研究室
善功企、沢口正俊、中瀬明男、高橋邦夫、篠原邦彦、橋本光寿
矢板壁などの裏込め材として、単位重量の小さな軽量体を用いて、壁体に作用する主働土圧を低減する工法について報告する。実験に使用した軽量体は、セメントモルタルと発泡スチロールからなる軽量コンクリートで、その飽和単位体積重量は、ほぼ1。0t/m3となるように製造管理...
砂層の振動性状
港湾空港技術研究所 報告 013-02-03
1974年06月
構造部 振動研究室
荒井秀夫、岩淵守義、中沢定男、北島誠治
岸壁のような土に関係する構造物の耐震性を振動台による模型実験によって検討しようとする時、実験に適する模型材料を求めることがむずかしいので、土を用いて実験する場合がある。このような実験を行う際には、土の振動性状を調べて、実験の相似性を吟味しておくことが必要である...
石灰による深層混合処理工法(第3報)
港湾空港技術研究所 報告 013-02-01
1974年06月
土質部 地盤改良研究室
奥村樹郎、寺師昌明、光本司、吉田富雄、渡辺光男
石灰による深層混合処理工法は、港湾地域でしばしば相遇する軟弱粘性土地盤を対象として、通常の地盤改良工法に依る場合を一桁上回る改良効果を短期間で達成する新工法である。第1報、第2報を通じて、筆者等は本工法の基本原理を紹介し、陸上施工ならびに海上施工の可能性を報じ...
ネガティブフリクションに関する実験と考察(第1報)
港湾空港技術研究所 報告 013-01-03
1974年03月
土質部 基礎工研究室
高橋邦夫、沢口正俊、善功企、篠原邦彦、橋本光寿
小型模型により、ネガティヴフリクションの実験を行った。圧密終了時で、地表面及び摩擦杭、支持杭の沈下量は、それぞれ6cm、5mm、1mmであり、杭体に発生した軸方向応力は支持杭・摩擦杭のいずれにおいても、最大値で約5kg/cm2であった。 設計基準式により算...
海洋底における土質力学の問題
港湾空港技術研究所 報告 013-01-02
1974年03月
土質部 土質部長
中瀬明男
海洋底の土に関する既往の調査結果のうち、土質力学的問題についての現況を報告する。既往の調査のほとんどは海洋サンプラーで採取した海底のごく表層のコアについて行なわれている。構造物の基礎地盤と考える場合の海洋底の土質力学的情報は少ないが、その物理的ならびに力学的性...
波浪の統計的性質に関する調査・解析
港湾空港技術研究所 報告 013-01-01
1974年03月
海洋水理部 波浪研究室
合田良実、永井康平
現地波浪の表面波形記録として名古屋港92例(深海波相当)および浅海域の高波79例、計171例を収集、解析した。また、シミュレーションによる模擬不規則波4種類の解析を行ない、スペクトルとの関係を補足調査した。主要な結果は次のとおり。 まず、波形のサンプリング周期...
ポアソン到着待ち合せモデルの数表-埠頭の数および泊地規模の決定-
港湾空港技術研究所 報告 013-01-04
1974年03月
設計基準部 システム研究室
奥山育英、笹嶋博、早藤能伸、中井典倫子
オペレーションズリサーチの手法を用いて、港湾計画における主要な決定事項である、埠頭の最適数と泊地の最適規模を求める方法を開発し、利用しやすい形に図表化し、利用方法についても簡単にふれている。 具体的には、貨物船の入港分布、接岸時間分布を現実的な指数分布、アーラ...